樟渓河埠頭 - 中国 寧波市
樟渓河埠頭は中国寧波市での最初のプロジェクトである。佛頭山の麓に建てられた本建築は漳渓河川下りの出発点であり、乗客に飲食や周辺観光情報などを提供する休憩所である。この地域はシナサワグルミ林の保護地域に指定されており、四明山から寧波市に流れる川の上流に位置した自然環境豊かな場所である。建築外壁には現地の梅園石を使用し、建築のボリュームは川の上に突き出され、その下に船着場をもつ。樟渓河の水位は毎年台風が来ると手前の橋の高さを超えるまでに達し、水面は建築の下端ぎりぎりまで達する。